大イチョウが石段の脇に立つなじみの景観は変わるが、八幡宮側は「景観と尊厳を維持したい」としている。
この日は午前8時過ぎから、17トンもある巨大な幹に付けたベルトをクレーンに接続。何度もバランスを確認した後、正午頃になって空中につり上げ、ゆっくりと穴の近くまで移動させていた。続いて約30分間かけて幹を直立させた。夕方までに穴に土を入れて根と密着させる作業を進め、移植作業の山場を無事終えた。
移植を巡っては、指導役の東京農業大の浜野周泰教授が10日、「元の姿での回復は不可能」と診断。しかし、根元に細い根が残っていることが判明し、根元から約4メートルまでの部分で切断する処置を取って道を開いた。15日以降は整地などの仕上げ作業を行う。
同八幡宮では、今回移植した幹が、折れた場所に残った根から伸びていく幼木を見守るような姿を考えているという。神職の一人は「今後は親子イチョウと呼ばれるようになるかも知れない」と話していた。
境内では、大イチョウの移植作業を見守ろうと、参拝客数百人が詰めかけた。「さすがに大きい」などと言いながら、携帯電話のカメラなどで撮影していた。
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